
足の甲が低くて足の幅も狭いんだけど、格好よく履けるサイドゴアブーツないかなぁ?
そんな疑問にお答えします! この記事を書いている私も、足の甲が劇的に低く、革靴で足の合うものを探すのに苦労した一人であります。 足に合っていないと見た目がかっこ悪いですし、何より痛くて歩けなくなりますよね。
ブーツと言えど、しっかりした革靴は足に合っていないと履き続けるのが難しいです。 足にしっくりくるサイドゴアに出会えたので同じような悩みを抱えた方へ向けて書いてみます!
\ こんな方へ向けて書いています /
- 足の甲が低くても履き心地が良いサイドゴアを探している人
- 足の幅が狭くてなかなか足に合う革靴がない人
- 「良いものを長く使いたい」という価値観の人
こんなお悩みがあれば、ぜひご覧ください! それではどうぞ!
【甲薄・幅狭向け】Church’sのサイドゴアをオススメする6つの理由


ワイズが狭くても、甲が低くても、ピッタリ足に合う靴はきたいですよね? ずーっと探して、やっと出会えました。それがChurch's KETSBYです。


私のように同じお悩みを抱えているあなたにぜひこの良さを伝えたい!
先にポイントをお見せするとこちら!
- ワイズ狭めな作り
- 甲が低くても足が泳がない
- 流行り廃りのないデザイン
- 横から見た時の曲線美
- ラバーソール
- ポリッシュドバインダーカーフ
1つ1つ詳しく書いていきますね。
ワイズが狭めな作り
足幅狭めさん向けのワイズの狭さヨーロッパの靴はワイズが狭めのものが多いですが、Church’sももれなくワイズが狭めじゃないかな?と思うんですよね。
その理由は、私はワイズAとBの間なのですが、それくらいの幅の足でピッタリ合っていると感じるからです。


日本で売っているブランドの靴はワイズが「EE」もしくは「EEE」が一般的ですよね。
ワイズ狭い方ならパンプス選びでも苦労されることが多いと思います。
「ブーツだからワイズのピッタリ感はそこまで重視しない」と思っている方がいるかもですが、幅がピタっとあった感触は歩いていても気持ちの良いものですよ!
甲が低くても足が泳がない
甲がまるでない私の足ですが、甲周りもフィットする作りになっています。
かなりのフィット具合なので、歩いていても靴が浮くことないですし、足が靴の中で泳ぐ感じもありません。このフィット感は普通に売られている靴では味わえないものですね。
甲低さんなら、この足が泳がない感じを求めている方も多いはず。
流行り廃りのないデザイン
「ヒールなし、余計な飾りなし」のデザインがシンプル好きにハマる靴だと思います。
かれこれ購入してから5年くらい経ちますが、それでもダサく感じないデザインです。
ブーツにヒールが付いてると、そのヒールが時代を物語ったりしますよね。
- ヒールがない
- 余計な飾りがついていない
こういった余計な装飾がついていないところが、流行廃りなくずーっと愛用できるポイントなんだと思います。
横から見た時の曲線美


つま先から甲にかけての横からのライン、めちゃくちゃキレイじゃないですか??
個人的に靴を選ぶ時に見るのが、まず「自分の足に合うかどうか」。そしてその次には「横から見た時の靴のラインが綺麗かどうか」です。 木型で作っていない靴は、横から見た時のラインはつま先部分がぽってりしている感じが多いですが、KETSBYの横顔はスッキリしていて、かつラインが綺麗!本当にうっとりします。 横からのラインの他にも、トゥの形(つま先の形)も気品溢れていて本当に大好きです。
ラバーソール


革靴はソールもレザーが多いですが、ここまでのクラシックな革靴で「ラバーのソール」ということもおススメのポイントです。
その理由は、雨の日でも履けるし雪道でも履けるから。
雨NGの革靴が多い中、ソールがラバーなので雨の日もいけますし、また、雪道もOKなんです。 個人的に、冬靴でソールを修理せずに履けるのってとっても嬉しいです。 もちろん、雪道仕様の靴じゃないんで滑り止め機能は無いんですけど、ペンギン歩きをすれば道産子は北海道の凍った雪道もいけます! 天候をあまり考えずに履けるラバーソールであることは大きなメリットです。
ポリッシュドバインダーカーフ
Church’sが革に特殊加工を施した名前。この加工をすることにより、キズや雨にも強い素材となっている。
高級革靴に使われる素材として、「コードバン(馬のお尻部分の革)」がありますが、
コードバンは、水に濡れるのはNGですし、キズがつきやすい革なので、扱いには十分気をつけないと靴寿命を短くしてしまうんです。
そのため、いつでもどんな時も履くっていうのはちょっと難しい部分があります。
しかし、このKETSBYに使われている革は、雨や雪の日でも気にせず履けて、ガシガシ歩いたとしても、キズが本当につきにくいです。
実際、以前私はアパレルショップで働いていました。
狭いバックルームでダンボールを移動したり什器を移動させたりと、毎日酷使していて、その最中に色んな所に足をぶつけたりしてますが、靴自体にスレ跡はあっても、革自体にキズは入っていません。
あと、3年くらいは北海道の雪の環境で履いてます。
普通、雪国で革靴を履いていると湿気を除去しきれず、シーズン終わる頃には革から白くシミが浮き上がって来ちゃうのが一般的です。
ですが、このブーツでそのシミが出てくることはなかったです!
「放ったらかし」にしてたら、それは状態は悪くなると思いますけど、耐久性に優れた革だと全然違うんだと、冬を迎える度に感動していたのを覚えています。
マイナスポイントを挙げるなら、、、
ここまで超絶べた褒めしてたんですけど「ここはマイナスになるのかも」と思ったことがあったんで、それについて書いていきます。
靴底のヒール部分はラバーじゃない
ヒール部分はレザーです雪が降らない地域だったら全く問題ないと思うんですけど、雪国に住んでいた私の経験で思ったことを。
ソールの前部分はラバーなんですけど、ソールのかかと部分はラバーではなく、大部分が「レザー」なんです。
レザー部分に雪がどんどん雪だるま式についていって、滑ります!
雪道を歩いていると、ラバー部分には雪が付かないんですが、かかと部分にだけ雪がどんどん付いていっちゃうんで、建物の中に入った時に踵から着地して歩くと、かかとに雪が付いたままなんで滑るんですよね!
それが結構な勢いで滑るから怖くって!
もちろん、寒冷地仕様の靴じゃないのを承知で履いてるんで、そうなってしまうのは当たり前なんですけどね。
だから、建物に入る前に「階段などの段差でかかとの雪を取る」っていう行動が必要になります。
それができない場合は、つま先立ちで歩いた方が良いです。
雪国で履く方は、本当に気をつけてくださいね!
靴底は硬め
革靴の靴底はこんなものだと思うんですけど、初めて履く方は硬めに感じるかもです。
私はParabootsを履いてからChurch'sを買ったんで、靴底硬めかもーって少し思いました。
(Parabootsの靴底ってすっごくフカフカで。コルクの量が違うのかな???)
靴の革自体が柔らかくなっていない最初は、足が結構疲れましたね。
今は、靴の革も柔らかくなって靴底の硬さにも慣れたので、はじめに感じた疲労っていうのはないです。
革が柔らかくなるまでは我慢
これは革靴あるあるなんですけど、革が柔らかくなるまでは多少「修行」があります。
やはり、このブーツにもあるんですよ。えぇ。
歩く時に曲がる「指の付け根部分」、「足首の部分」ここは最初自然に曲がってくれないです。
革が硬くて自然に折り目が付かず曲がらないんで、歩く度に足首に革が当たっていて、いつもアザができて痛かったんですよ。
あまりにも痛かったんで、自分で革を曲げて折り目を強制的につけちゃいました。
折り目をつけたら、歩くのが徐々に楽になりましたね。
今は、その折り目がいい感じにシワになって入っています。
【Church’s/サイドゴア】サイズの選び方
サイズ選びはビタか少し小さめがベスト革靴はサイズピッタリめで買うのが一般的なので、少し小さめがベストだと思います。
ちなみに私が履いているChurch’s KETSBYはサイズ35(22.0cm)です。
そして、普段の靴サイズはこのような感じ。
NIKEエアマックス → 23.5cm
コンバースチャックテイラー → 22cm
パンプスやフラットシューズ → 22.5cm
最初、35.5(22.5cm)を試着させてもらいましたが、甲周りがちょっと大きめに感じました。 革が硬い状態で高さが足首まであるんで、親指からかかとまでの縦の長さが大きいかどうかがわかりづらかったですが、、、。 次に35を試着させてもらった所、「サイズがぴったり合っている」って感覚になったので、35に決めました!試着する場合は14時~15時が良い!
14時〜15時くらいがむくみ始める時間と言われています。
革靴はジャストサイズくらいがちょうど良いということもあるので、浮腫んでいる最大の状態で試着するとサイズ選びに間違いが少なくなるとおもいますよ。
【Church’s/サイドゴア】日々のお手入れ
大切に履いていきたい靴って日々のお手入れ大変そうですよね、、、、! でも、こちらのブーツはお手入れカンタンです。面倒くさがりの私が概ねお手入れできているので、手入れの負担が少ない靴だと思いますよ!
防水スプレーはしない!
元々革に樹脂コーティング加工されてるんですが、その加工によって、傷や雨、汚れに強くなっていて革自体の光沢が保たれています。
この光沢は長く履いていくうちにだんだん落ちていくものなんですが、コーティングがあるうちは防水スプレーはしなくって大丈夫です!
この光沢がある間に防水スプレーをしてしまうと、逆に光沢が曇ってしまうのでおすすめしないとスタッフさんがおっしゃっていましたね。
私は実際に北海道で防水スプレーを使わずに履いていましたが、防水面で不便を感じたこともありません。
光沢は、購入時よりは若干落ちてきていると思いますが、まだまだ保っていると思います!
革靴の汚れ落としクリームは使用しない!
Church’sの靴は革に特殊な加工がされているので、汚れ落としクリームは使わない方が良いです。
BRITISH MADEのスタッフさんが「一般的に販売されているクリームを使うと、このコーティングも一緒に落としてしまう可能性があるのであまりおすすめしません。と言っていました。
あの光沢が消えちゃう可能性があるので、汚れ落としクリームNGです!
帰ってきたらブラッシングを必ずする
返ってきたら、靴を軽くブラッシングをして汚れを落とすのがコーティングの維持につながります。
正直に打ち明けますと、帰宅する度にブラッシングはできてないんですけど、、、、(ズボラ)3回に1回くらいのブラッシングでも綺麗に保てていますよ。
ブラッシングは馬毛のブラシが適しています。
こちら私が使用しているブラシです。ご参考にどうぞ。


クロスでから拭きする
光沢を長く保つ秘訣について聞いてみると、ブラッシングした後に「クロスでから拭きすること」というのもBRITISH MADEのスタッフさんがおっしゃっていました。
柔らかいクロスだったら良いと思いますが、こちらも私が使用しているものです。
参考にどうぞ。


シューズキーパーを使う!
私が革靴初心者の時は、シューキーパーって必要なの?って思ってたんですけど、シューキーパーが有るのと無いのとでは靴の寿命が変わってきます! キーパーを使う理由はこちら。
- ブーツの形を保つこと
- 靴の中の湿気を吸って逃がしてくれる
これをすることによって靴寿命が長くなる!
キーパーを入れていないと、どんどんつま先部分が反り上がってブーツの形が崩れていってしまいます。
Church’sのスタッフさんに聞くと、
革靴は湿度が無くなっていく過程で形状が決まってしまうので、帰宅したらすぐにシューキーパーを入れて、形状を直すのが良いとのこと。
キーパーは、できるならchurch’sのキーパーを使った方が形が綺麗に保てるのでおすすめです。シワがピーンと綺麗に伸びるので、形状を崩したくないのならブランドを合わせる方が良いですね。
Church’sのシューズキーパーを見てみる他メーカーのキーパーでも、全く入れないよりは入れた方が良いので良さげなものを貼っておきます。参考にどうぞ。


雨や雪道を歩いた後はかかとを浮かせて靴底を乾かそう!
雨の日や雪道を歩いた後はソールが濡れているので、できるだけ早く乾かすために、シューズトレーにかかとを浮かせて乾かすのが良いです。 靴がChurch'sじゃないですが、こんな感じで接地面を少なくして乾かします。


この方法もBRITISH MADEのスタッフさんが教えてくれました。 雪が降らない地域だと、あんまりないシチュエーションだと思うんですけど、雪国で履く人には必須です! 私は、雪道歩いて帰ってきた後、 シュートレーに入れて、かかとをシュートレーの縁に掛けて浮かせてリビングで除湿していました。 北海道の冬の玄関は湿気が全然取れないので、リビングとかそれなりに暖かい部屋に入れないとすーぐカビちゃいます。


リペア(修理)について
長く履いていく上で確認しておきたいことが「リペア(修理)」について! 直接Church'sでも確認したので書いていきますね。
church’sで可能な修理
- 靴底かかと部分のレザー交換 → 5,000円+税
イギリスに送っての修理になるので、2週間〜3週間くらいかかるようです。
シーズンが終わった後や、シーズンが始まる少し前に預けるのが良さそうですね。
- つま先部分のすり減った部分を補充 → お見積もり
つま先部分って歩いているとすり減ってきますよね。
そのすり減った部分をラバーの素材で補充してくれるみたいです。トゥスチールはソールの素材がラバーなんでそれはできないとのことでした。
church’sで不可能な修理
- オールソール
メンズのサイドゴアブーツはオールソールできるように作られているみたいなんですが、レディースのKETSBYはオールソールできるように作っていないので、Church’sではお願い出来ないようです。
ですが、他店の靴リペアのお店でChurch’sのオールソールをしている所もあるので、そういう所に預ければ、1回くらいのオールソールなら耐えられるような構造になっている。と教えてくれました。
こういったことも踏まえて大切に履いて行きたいですね。
苦労があるからこそ愛着が湧く
お気に入りの靴でも良いポイントだけじゃなくって、マイナスと取れるポイントと言うか苦労もあるんですよ。でも、そんな苦労があるからこそ愛着が湧くし、大切にしようって思えるんですよね。 自分仕様にシワが入った、手入れされた靴ってカッコ良いんですよー。 まだ3年しか経っていませんが、これからも大切に履いてカッコよくエイジングさせたいと思っています。




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[…] 前にChurch’sのサイドゴア「KETSBY」の記事でも書きましたが、 こちらのローファーも「ポリッシュドバインダーカーフ」という革に特殊な加工が施してあるので、多少の雨は耐えられます。 […]