「食欲もないし、どうしたら良いんだろう、、、、、」[/char]
こんなことを思っていませんか?
食べられないと不安になりますよね。
でも大丈夫。
私も過去パニック障害で療養していた時、
ご飯が全くと言って良いほど食べられない時期を経験したんですが、
少しずつ、ほんの少しずつ、
だんだんと食べられるように変わっていきました。
どんな風に食べられるように変化していったのか、
誰かのエピソードを見ることができれば
「私も食べれる日が来るかな」と少しでも不安を和らげることができるかもと思い、書いてみます。
それではどうぞ。
パニック障害になってご飯が食べられなくなった【2つの時期がありました】
パニック障害の症状が出だしてから間もなく、
「ご飯が食べられない」
「食べたいと思えない」
「食欲がない」
という期間に突如入り、
そこから約3年の期間、療養してきました。
その期間を振り返ってみると、
大きく分けて2つの期間があったな~と感じています。
それはこのような期間でした。
- 単純に具合が悪くて食べられない時期
- 家だと食べられるけど、外食だと怖くて食べられない時期
1の期間から2の期間にパキっと移行したわけでもないんですが、
それぞれの期間、どんな感じだったのかというのを詳しく書いていきますね。
1.単純に具合が悪くて食べられない時期
- 【時期】
初期~中期頃まで - 【食べていたもの】
ウィダーインゼリー
梅おにぎり
塩むすび
ざるそば
焼きそば
パン(ベーグルやバターロールなど) - 【食べるのがムリな時】
プロテイン
この頃の体調
目覚めているどの時間帯もパニックの発作があるような体調で、
「常に吐く寸前」ギリギリで、全く余裕がない状態。
私はかなりの嘔吐恐怖症ということもあり、
「食べて吐きそうになるなら食べたくない」
「食べるのが怖い」
「吐くのが怖い」
「気持ち悪さに耐えられない」
このような恐怖がずっとつきまとい、食べられませんでした。
しかし、私が壊れていたのは心だけで、体は壊れていない。
いたって健康体なんです。
なので、常に体は空腹状態。
でも、食べられそうかな?って感じた「その瞬間」に食べられないと、
また気持ち悪さが大きくなっちゃって食べられない時間が続く、、、、、
という感じで、「食べる」ということが本当に難しかった時期でした。
食事のタイミング
起きてから寝るまでずっと吐きそうな状態なので、
1日3食食べるなんてことはできず。
小さい塩むすびを作って、一度に一口二口食べるのが精一杯。
「1日かけて1つのおにぎりを食べる」みたいな状態でした。
謎のこだわり
こだわりというか「これを食べるならこの状態が良い」みたいなのがありましたね。
- ご飯は一度冷蔵庫で冷やしたものは食べられない
→よって「炊き立て」もしくは「炊いて少し時間が経過したもの」しか食べられない - 茹でて時間が経ったものは食べられない
→お蕎麦は「茹でたて」しか食べられない
「いつ食べたい」って思うかもわからないし、調理中に具合が悪くなることもあったんで、
ご飯を炊くのも、麺を茹でるのも、タイミングが超重要なんでなんとも難しかった、、、、。
基本的に、
ご飯は多少時間が経っても冷やしてなければ食べられたんで、自分で炊いておにぎりを作ったりしてましたが、
お蕎麦は茹でたてのタイミングに「具合悪くなって食べられない」ってこともありえたので、夫に茹でてもらい、茹で上がったタイミングで食べられる体調じゃなかったら夫に食べてもらっていました。
どうしても食べられない時
過去記事でも書いていますが、
「固形物が何も食べられない!」って時は、プロテイン200mlを1日かけて少しずつ飲むこともありましたね。
振り返ってみると、食べれないながらも何気に栄養面は気にしていたのが窺えます。
>>パニック障害にはプロテインがおすすめである4つの理由【お勧めプロテインも紹介】
これが、だいたい初期から中期頃までの食生活です。
2.家だと食べられるけど、外食だと怖くて食べられない時期
- 【時期】
中期~後期 - 【食べていたもの】
梅おにぎり
納豆巻き
ざるそば
サンドイッチ
ラーメン
スープカレー
中華(チャーハンや餃子)
蒸しパン
この頃の体調
常に気持ち悪い状態からは抜け出し、
体調が安定する時間が増えてきた時期。
少し余裕も出てきて、
街中の映画館に行ったり、ウィンドーショッピングもできるようなって、楽しいと感じる瞬間も増えた頃でしたね。
食事のタイミング
1日3食食べられるように。
あ、いや、もしかしたら2食だったかもですが、
決まった時間に「食事」が取れるようになりましたね。
前述した時期は、自分が食べられるもの以外は体が受け付けなかったんですが、
多少は他の人の食事に合わせられるようになった感じでした。
また、ラーメンや中華などパンチの効いた食べ物も受け付けられるように!
ラーメンと中華は私の大好物なので、食べられるようになって、美味しいと感じられて嬉しかったですね。
謎のこだわり
前述した、「炊き立てのご飯じゃないと食べられない」みたいなのは緩和され、わりとなんでもどんな状態でも食べられるように。
この頃になると、お菓子も食べられるようになってきたんですが、
市販されているものだと甘さが立ちすぎてそれが苦手だったので、自分でさつまいも蒸しパンをひたすら作って食べていましたね。
蒸しパンは常温でも美味しいので、体調が不安定な時期のお菓子には結構良かったです。
ただ「外食」が怖い
家だとリラックスして安心して食事できたんですが、
外食となると途端に緊張感が溢れて食べられなくなっていました。
- どこの席に案内されるかわからない
- 食べ物の匂い、たばこの匂いがキツい所もある
- もし吐きそうになってしまったらどうしよう
- 料理が到着した時に具合悪くなっちゃったらどうしよう
こんな不安がぶわっと湧き出てきて、
外食を楽しむどころじゃなくなっちゃうというか、、、、、。
その不安で吐き気が高まり余裕が全くなくなって、途中でお店から退出するっていうのは何度か経験しています。
それは徐々に克服でき、その内容は過去記事で書いていますのであわせてどうぞ。
>>【もう怖くない!】パニック障害でも外食に行ける3つの方法
心が回復してきたら食欲もしだいに戻る
焦らなくて大丈夫
体調が悪くなって食欲もなくなると、
不安な気持ちが一気に湧き上がると思いますが、
心が回復してきたら、徐々に食欲も自然と出てくるので大丈夫です。
また、食べられるようになったかと思えば、
何かのきっかけで体調を崩してまた食べられなくなったというのを3年の療養の間、何度も数えきれないくらい繰り返してきました。
自分が体験して思いましたが、
「焦り」
「不安」
「恐怖」
これらってブラックホールなんですよ。
ネガティブな気持ちが生まれた瞬間にマイナスなブラックホールに引き込まれるので、
「その思考に一切寄り添うことはしない」と決めることが大切です。
ただ、あまりにも食べられなさすぎだったら、
病院で点滴を打ってもらうなど考えた方が良いと思いますが、
基本的な考えとして、
まず自分の心の傷を癒しで修復し、大切にすることが一番重要です。
周りのことは一旦置いておき、
まず自分の心を満たす事を自分で許してくださいね。
あなたならできるはず!
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